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クロスシミュレーション実践セミナー 開催レポート

2013/5/24

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5/17(金)に、渋谷Eスペースにて、「クロスシミュレーション実践セミナー」と題して
弊社でテクニカルディレクターをしております、野澤、石田、金が講演させて頂きました。
当日は、募集定員の倍近い数の方にご応募頂き、抽選となるほど大好評となりました。
抽選に洩れてしまった方には大変申し訳ございませんが、
これに懲りず次回の弊社が登壇するセミナーにご応募頂けると幸いです。


会場は満員でした。


今回の講演者の石田と金。

今回のセミナーは、クロスシミュレーションを題材に、Marvelous Designer2とQualothという二つのツールの
実践的なワークフローをご紹介させて頂きました。
まず、前半のMarvelous Designer2を使用したワークフローの紹介では、
某作品で使われたパターン図を元に衣服の制作を実演致しました。

続いて、休憩を挟んでQualothを使用したワークフローをご紹介しました。
実際のプロジェクトでも使われたキャラクターアセットを使用してQualothの魅力をご紹介させて頂きました。

また、QualothとSyflexとnClothのそれぞれの特徴を比較した結果を発表しました。
弊社では、長年Syflexを使用したシミュレーションワークフローで制作をしてきましたが、
なぜQualothを導入するに至ったか、Qualothと他のツールとは、どこが大きく異なるのかを図解と共にご説明しました。

今回のセミナーの中でもっとも反応の良かった動画をこちらでも公開したいと思います。
下記の動画は、Qualothの強力なコリジョンを理解するには十分すぎる動画だと思います。

こちらのシミュレーションには、1frameにつき、10 秒ほどの計算時間がかかっておりますが、
後で干渉を修正するなどの調整は一切してない一発シミュレーションです。
最適な仕込みを探る必要はありますが、優れた結果を求める為の手段として非常に有効であると言えます。

さらに、次にお見せする動画は会場でもお見せしていない物ですが特別にご紹介します。
上記の動画にスムースをかけてさらにポリゴン数を増やしました。
こちらで、1frameにつき、40秒ほど計算に時間がかかります。
時間はかかってしまいますが、皺のデティールがさらに綺麗に出ていることが確認できます。

最後の最後で服が脱げてしまったのが非常に残念ですね・・・(笑)

最後に、セミナーにてご紹介したWrapDeformerを施すMayaの支援スクリプトをご紹介致します。
下記のリンクよりダウンロード頂きご活用ください。
qualoth_wrap.py

デジタル・フロンティアでは、今後もこの様な機会がありましたら、業界全体の
技術共有の為に積極的に公開していきますので、是非ご期待頂ければ幸いです。

※免責事項※
本記事内で公開している全ての手法・コードの有用性、安全性について、当方は一切の保証を与えるものではありません。
これらのコードを使用したことによって引き起こる直接的、間接的な損害に対し、当方は一切責任を負うものではありません。
自己責任でご使用ください

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